カテゴリ:雑記( 17 )
ルパン三世
b0030720_43154.jpgルパン三世は、〈完璧主義者〉である。
けして〈ドジで女好きな三枚目〉などではなくて、
それを装った〈大天才〉である。
彼の悪魔的頭脳に騙されてはいけない。
もし彼がピンチに陥り苦しんでいても、たとえミスを犯して捕らえられてしまったとしても、その全ては〈演技〉であり、完璧に〈計算ずく〉なのだ。
そこを見誤っていてはいけない。

そんな天才は、〈退屈〉している。
我々凡人のように〈努力〉をして少しずつ〈成長〉をしたり、〈目標〉に向かい進んだりする喜びがない。
どんなことでも最初から簡単にできてしまうのだ。
だから人生というものに少し飽いている。
そこで退屈しのぎに、おじいちゃんのマネをして 〈怪盗〉を名乗って遊んでいるのだ。

どんな名画や宝石だろうと、もちろんお金なんてものには、さしたる興味はない。
それらを盗む〈プロセス〉だけを純粋に楽しんでいるのだ。
だからできるならば、そのお宝を盗み出すことが〈困難〉であればあるほどよい。
難攻不落な要塞のような警備を突破することが彼のお気に入りであり、それでも足らず〈犯行予告〉までしてさらに難易度を上げて、ゲームを楽しんでいる。

申し訳ないが、銭形警部など相手にもならない。
それでも凡人の中では彼は群を抜き優れており、気骨もあり正義感にも溢れた立派な警察官だ。
だから、お遊びである〈怪盗〉をするときにはライバル役をしてもらっている。
いつもあえてゆっくりと逃走したり、わざとらしく発見されたりしているのは自分でも少しあざといなと思いつつも、警部の執拗な追跡がないと寂しいのも事実だ。

峰不二子に対する演技は、さらにあざとく心苦しいときもある。
オーバーにくやしがるフリをしてみせるルパンの姿を真に受けて、見事に騙したつもりで「ごめんねルパン、今回はわたしの方が一枚上手だったわね」…などと彼女が喜んでいる姿は滑稽で哀しい。
だが、そんな愚かさが可愛らしくもある。
落とせない女などいないルパンにとって、どんなに追いかけても手に入れられない女…という設定自体がありえなくておもしろい。もし不二子の方から求めれば、逆にルパンは逃げてしまうのだが。
善悪の概念といったものに惑わされずに己の欲望だけを指針に突っ走れるという純粋さ、なにより手段を選ばないタフなハートが美しい。
もしも彼女がいなくなったとしたら、ルパンといえども大きな喪失感を感じるだろうし、おそらく不二子の代わりは他の誰にもできないであろう。
したがって、ルパンにとって不二子はやはり特別な存在である。

次元大介と石川五ヱ門。ルパンの右腕と左腕だ。
互いに認め合ったよき〈ライバル〉でもあり、命を預けられる大切な〈相棒〉だ。
彼ら2人と出逢えたことは、孤高の天才にとっての奇跡である。
自分と比べると全ての者が愚かで小さく見え、誰にも心を開くことのなかった孤独な魂が、ついに〈友人〉・〈仲間〉と呼べるような存在を得たのだ。対等の立場として会話ができるのも彼らだけだ。
そんな2人こそが、ルパンにとっての本当の宝であろう。

しかしながらルパンは、銭形や不二子はもちろんのこと、次元や五ヱ門に対してさえ自分の全てをさらけ出せているわけではない。
そもそもルパンは、自分の〈素顔〉を、彼らにすらまだ一度も見せてはいないのだ。
ドジなキャラを演じるための〈猿顔のマスク〉を、おそらく素顔だと信じているはずだ。
いや、次元だけは勘付いているのかもしれないが、次元の方からそのことを口にしたことはない。
マンガやアニメのファンたちも、あれが彼の素顔だと騙されている人が多いのではないだろうか?

稀代の天才であるルパンに憧れて彼の(素顔用マスクの)顔に変装したり、ルパンの名を騙ったりする者たちも多いようだ。
劣化コピーにすぎない偽者たちには当然、本物のような天才的頭脳もなければダンディズムもなく幼稚な三流悪党でしかない。
そんな〈偽ルパン〉を見分けるコツは色々あるが、例えば安っぽい〈赤いジャケット〉を着ているのは偽者の可能性が高いので要注意である。
ベンツSSKなどの高級クラシックカーを愛するルパンが、フィアットなどのスモールカーに乗っている可能性も低い。舌の肥えた彼がジャンクフードを食べることもほとんどないはずだ。
しかしながらそれは確率の問題であり、例外はもちろんあるだろう。
中央ヨーロッパのとある小国を舞台に彼が活躍したときには、ベンツではなくフィアット500を操り、張り込み時にはカップ麺を食べていたともいう。
変装と演技の達人である彼の正体を見破るのは大変であるが、〈ドジを装っている天才〉か否か、男も惚れるほどに〈カッコイイ〉かどうか、じっくりと見抜いていただきたいと思う。

b0030720_432882.jpg誰にも真実の姿や心の内を見せることがなく、その言動の〈全てが演技〉である完璧主義者。
そんな彼は、凡人の我々が想像できないほどの〈孤独〉や〈虚無感〉を常に抱いているであろう。

しかし、ルパンはまだ人生に絶望してはいない。
つまらない世界を、少しでもおもしろくしてやろうと今日も企んでいる。
黴臭い金庫にずっと閉じ込められているお宝があるなら、そいつを風に当ててやろう。
どこかの小悪党が度の過ぎた悪さをしているなら、ちょっとからかってからお灸をすえてやろう。

次は何をして遊んでみるかな?
いくぜ、相棒! ゲームを始めるぜ。




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by seikiabe | 2007-08-03 08:27 | 雑記 | Comments(3)
おひさしぶりでございますm(_ _)m
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このブログを放置状態にしてしまってからずいぶんと経ってしまいました。それなのに、いまだにここを訪れて下さる方がいてくださいます。
まことにありがたく、たいへん申し訳ないです。

あれから色々なこともあり、現在は笑顔を失ったような日々を過ごしている状況です。
けれど、前を向き、ゆっくりと歩いていきたいと思います。

のろのろとした更新になるでしょうが、できればまたここで記事を書いていきたいです。
今更ともお思いでしょうが、どうかよろしくお願いします。


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by seikiabe | 2005-12-12 06:39 | 雑記 | Comments(6)
ただいま~っ!
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 みなさん、どうもお久しぶりです。
 ご心配いただき、本当にありがとうございました。
 身体がダメなときでも、心が元気でいられたのは、
 こんな僕でも優しくしてくださる人たちのおかげです。
 心から感謝しています。ありがとう♥



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by seikiabe | 2005-01-11 17:07 | 雑記 | Comments(29)
もうしわけございません…
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 大変ごぶさたしておりますです。
 新年早々ダウンしておりました。
 まもなく復活いたしますので、どうかお許しくださいませ~。
 もしや、もう忘れられてる…??



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by seikiabe | 2005-01-08 08:48 | 雑記 | Comments(22)
おめでとうございまーす!
おめでとうございまーす!

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by seikiabe | 2005-01-01 10:33 | 雑記 | Comments(30)
おわびと連絡
b0030720_2304819.jpg前回の記事で、『自己中心思考』のその2を予告していたのですが、中止いたします。
実際、記事としてはできているのですが、封印します。
それは、あまりに〈エンターテインメント性〉に欠ける内容だからです。
簡単に言いますと「サンタクロースを信じる心こそ、自己中心思考だ」というものです。そんな話、聞きたくないでしょ?
言いたいことは言っちゃう僕ですが、不快に思われる方も少なからず
おられると思いますので。
ということで、公開するのはやめました。ごめんなさい。 m(_ _)m

 
それから、この下の記事は、僕のブログでもっとも古い記事です。
はっぱさんから、先ほど記事の移動方法を教えてもらって、喜んで試してみた結果です。
でも、一番奥に埋もれてるのもかわいそうになり、もうしばらくここに置いてあげることにしました。
ブログって、コメントやリンクが簡単にできたり、とっても便利なんですけど、古い記事にどんどん日が当たらなくなっていくことだけが、淋しいですよね。(基本は日記ですもんね…)
ちなみに記事の順番を変えるのは、〈編集〉で、〈投稿日時〉を変更するだけでした。(常識?)
みなさんも、昔の記事にもう一度、光を当ててあげてみてはいかがですか?

ついでといってはなんですが、今日、反対にはっぱさんに教えてあげた『ブクログ』ってみなさん、
ご存知でしたか? 知ってる人なら知ってることですけども…。
それは、WEB上に持てる自分の本棚のことなのです。本以外には、CDを並べることもできます。
そして、同じ本やCDを並べている人の本棚が判ったり、別の人のレビューが読めたりもします。
なにより、自分の好きなもので棚を埋めていくのが楽しいですよ。
もし興味をお持ちの方は、こちらのブクログから簡単に登録できますから、ぜひどうぞ!
こちらに僕の本棚がありますので、試しに見ていただければ、どんなものかすぐ解ると思います。
最近は記事に使おうと思った本ばかりで、放置ぎみですが…。

はっぱさんとのやり取りで、自分は普通に知ってるけど、他の人は意外に知らなかったりするって
ことの多さを再認識したので、『ブクログ』についても改めて書かせていただきました。

以上、雑談ですらない連絡事項でした~。

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by seikiabe | 2004-12-22 00:06 | 雑記 | Comments(17)
自己中心思考・1
b0030720_23411138.jpg今回は本当に単なる雑談なので申し訳ないのですが、気になることをいくつか語らせてください。
ただし、エンターテインメントではないので、楽しいお話でなくてもよい方だけ、ご覧になってくださいね。

『ハウルの動く城』・『Mr.インクレディブル』・『ターミナル』などを観たレビューを書きたかったのですが、残念ながらどれもレビューするに足る作品ではありませんでした。
なので、一言だけ。
『ハウル~』 : キムタク以上に、倍賞さんがダメでした。
『Mr.~』    : 『スパイキッズ』の方が好きかもですね。
『ターミナル』 : 感動よりも、人の醜くさが先に立ちます。
どれも、けして悪くはないのですけどね……。

それでは、雑談を始めさせていただきます~。

その1 
 僕は車やバイクが嫌いなので、移動は電車、そして自転車です。
 新聞奨学生をしていた時に原付の免許だけは取ったのですが、結局は自転車で配りました。 
 (自分の力以上の速さで進むのが、どうしてもダメなのです)
 でも、がんばってバイクの人よりも速く配っていました。
 それはともかく、今でも自転車移動が中心の僕には、どうしても許せないことがあるのです。

 それは、夜間の無灯火走行です。
 半分くらいの人は、平気でライトも点けずに走っています。
 確かに東京では、街灯もなくて完全に真っ暗な道など、まずありません。
 点灯しなくても、前が見えないほどのことはほとんどないでしょう。
 ライトを点けると、多少とはいえペダルが重くなるので、それを嫌がる人もいるでしょう。
 でも、それは理由にはなりません。
 ライトは、自分のためではなく、周りの人たちのために点けるべきだからです。
 自分が前を見るためではなく、自転車が来ていることを他の人に知らせるために点けるのです。
 自動車だったら、当たり前のことですよね。
 いくら消しても走れるからといって、無灯火で走っていいはずなどありません。
 なのに、自転車ではライトを点けない人が多すぎます。
 「自分は見えて走れるし、重くなるのは嫌だから」
 そんな彼らの〈自己中心思考〉が、僕には許せないのです。
 自分からの目線しか持っていないことが、非常に腹立たしいのです。

 ついでに言いますと、僕は新聞屋さんで働いていたときに、〈拡張〉つまり〈セールス〉の仕事は
 絶対にやりませんでした。
 なぜなら、〈配達〉は〈サービス〉であり、少しでも人の役に立つことですが、〈セールス〉は多くの
 人にとっては〈迷惑〉なことだと考えるからです。
 店長にもはっきりそう言いました。
 ある意味、新聞店の仕事の否定なのですが、いい店長だったのと、代わりに配達などを誰よりも
 がんばっていたので、許してもらえました。

 しかし、〈配達〉はほとんどお金にはならず、〈拡張〉こそがお金になる仕事です。
 なので、配達はしないで〈セールス〉だけを行う、〈拡張員〉という人もたくさんいます。
 そしてお金欲しさに、みんなありとあらゆる手を使って〈セールス〉をします。
 拡張員がお客さんに会うのはその時だけなので、かなり強引なこともします。
 本当は映画や野球の券や、洗剤などを使って勧誘することだって、違反なのです。
 けれども、ちゃんと映画などのチケットを渡す人ならまだ良心的な方で、悪質な拡張員の中には、
 「後で必ずチケット持ってきますから」と言って、ハンコだけ押させて、そのまま無視する人だって
 たくさんいます。そして僕らが配達に行った先で、そのお客さんに怒られることになるのでした…。
 とにかく、新聞セールスの人は、その道のプロですから。なんとかうまいことを言って契約を取る
 ことにかけては本当に大したものです。 
 だから新聞を取りたくない人は、絶対にドアを開けてはいけませんよ。話すだけで危険です。 
 トークで、プロには勝てませんからね。
 
 ついでですが、街頭でビラを配っている人も嫌いです。
 ティッシュならいいです。割引券もOKです。受け取る人が、喜ぶ場合もあるからです。
 でも単なるビラを配っている人からは、絶対にもらってあげません。
 人にゴミを手渡そうという神経が許せません。
 街頭でセールスなんて、もう最悪ですね~。完全無視で、それでもしつこい人には睨みます。
 自分がお金を得るためなら、他の人に迷惑をかけてもいいというのは、納得できませーん!

 あ~、ごめんなさい。なんだか話が長くなってしまったので、その2は次の記事に回しま~す。


 追記です。その2は封印してしまったので、もう少しだけ言わせてください。
 もう1つだけ許せないのが、歩きタバコです。通行の多い場所でやられると、本当に危険です。
 もし子供やご老人に当たったら、どうするつもりなんですかね? 信じられない鈍感さです。
 地域的に禁止して罰則を設けたりしていますが、全国一斉に禁止していただきたいです。
 吸いたかったら、止まって吸ってから、また歩いてください。
 
 そして、もちろんポイ捨てはやめてください。
 つい先日も、車から火の点いたタバコを投げるのを目撃しましたが、ありえないですよね~。
 あと、食べてるときに、すぐ近くで吸うのもごかんべんください。
 自分は気にならなくても、吸わない人にとっては、ものすごい悪臭なのですよ。
 マナーを守らない人が多すぎるから、そうでない人まで肩身が狭くなっていくのですよ。

 携帯電話のマナーもそうですが、みんなで「自分さえよければ…」という〈自己中心〉の気持ちを
 改めて思いやりの心を持てれば、お互いにもっと気持ちよく暮らせるはずなんですけどね~。



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by seikiabe | 2004-12-21 00:05 | 雑記 | Comments(22)
〈アート〉と〈エンターテインメント〉

b0030720_1462471.jpg〈芸術〉とは、なんでしょうか?
人によってその解釈や定義はそれぞれ異なるでしょうが、僕は
〔作者自身のための、創作〕…を、〈アート〉と定義しています。
自分が描きたいものを描きたいように描いた絵画であるとか、
自分自身が救われるために紡がれた詩などが、アートです。
それに対して、周りの人を楽しませたり喜ばせたりすることを
第一義として創られたものを、エンターテインメントと呼びます。
ジャンルの問題でもレベルの問題でもなく、目的の違いです。
たとえ自分のために創り出したアート作品であっても、それに
触れた人たちが感動することは大いにありうるでしょうし、逆に
多くの人に楽しんでもらおうと思って創られた作品であっても、
単なる独りよがりにすぎない…と評価されることもありえます。
しかし問題なのは、作者の目的意識です。結果ではありません。
特別にそういった意識をすることなく創作を行っている人も多いでしょうが、やはりどちらかに
二分されるものだと思います。あなたの作品はどうですか?
ちなみに、僕はこのブログをエンターテインメントとして、書いています。
もちろん、自分が書きたいから書くのだし、書きたくもないことは絶対に書かないのですが、
読んでくださった人にとって、ちょっとでも楽しいことが増えてほしい、わずかなりとプラスに
なってもらいたいという願いを込めながら、キーを打っております。
以前アップした〈自由人〉という作品だけはアートですが、その他の小説やレビューなどは、ほとんどがエンターテインメントです。
本当に読者に喜んでいただけたかはともかく、僕の目的としてはそうなのです。
でも、今回の記事はかなりアーティスティックになってますね~。ごめんなさい。

あまりにも優れた〈アート〉作品は、反対に、凡人が理解することはできなくなります。
才能ある人が才能ある人のために創り出したものなので、レベルが高すぎるのです。
芸術で食べていくことが困難なのは、そのためです。
死後に評価されれば、まだよいほどでしょう。
まあ、自分のために創った作品なのに、他人様からお金をいただこうというのが、そもそも図々しいことなのですけれども。だからといってエンターテインメント作品を創ることもできず、
アートすることでしか生きていけない人こそが、真の〈芸術家〉です。
その辺のミュージシャン連中が、アーティストを名乗るのは不遜です。シューマンやゴッホ
や中原中也たちに、手を付いて謝ってほしいと思います。
『あいだみつを物語』を観ながら、なんだかちょっと考えました。(ノリさん、好演でしたね~)

また、たとえばハリウッド映画はエンターテインメントで、ヨーロッパ映画はアートです。
それは、映画というものを、それぞれの国の人たちが、そういう風に捉えているからです。
ハリウッド映画は誰にでも解り易く、最後にはハッピーエンドが待っています。
ヨーロッパ映画は非常に独創的ですが、不親切で、カタルシスもあまりありません。
どちらも一長一短ですよね。
たとえば、フランスのリュック・ベッソン監督。彼の出世作である『二キータ』という映画は
ご覧になられたでしょうか? そして、そのハリウッドでのリメイク作である『アサシン』。
この両者を連続で観ると、非常に興味深いです。

そのリアルな演出とか重苦しい空気感など圧倒的に『ニキータ』が勝っていて、まさに〈大人と子供〉という感じです。
それに比べて見事に薄っぺらな『アサシン』なのですが、その観易さや解り易さ、そしてラストなどのストーリの変更点、それによって生まれたカタルシスなど、なかなかどうして『アサシン』が上回る部分も多いのですよ。
最終的には、好みの問題になるでしょうね。


そして、ハリウッドに渡ったリュック・ベッソンが創り出した、『レオン』。
これこそが、ヨーロッパとハリウッドの映画、つまりアートとエンターテインメントが融合し誕生した
両者の長所を併せ持った大傑作となるのです。

『二キータ』で、〈掃除人〉として登場したジャン・レノのキャラクター(ちなみに『アサシン』では、ハーヴェイ・カイテルが演じています)
を膨らませた物語で、クールな殺人機械としての顔と、とぼけたいい親父の顔を持つレオンが、非常に愛すべき人物像になっています。
ニューヨークを舞台にしながらも、どうみてもヨーロッパの街並みだとしか思えない独特の色遣い。ユーモラスなシーンと迫力あるカットの両方が肌理細やかに描かれ、通奏低音として流れ続ける哀しみの響きが加わった物語は、じつに美しく…儚く…魅力溢れるものです。
そして、激しく盛り上がるクライマックスの後に訪れるのは、あまりに切なすぎるハッピーエンド。涙と感動が止まりません。奇跡のように完璧なバランスです。ベッソン自身も二度と再現できないほどに…。


たとえば、黒澤明監督や宮崎駿監督の、あまりにもこだわりすぎの芸術的娯楽映画。
『ファースト・ガンダム』や『旧ルパン』など、時代よりも先に行きすぎて、理解されなかった作品。
天才アーティストの松本人志と、豪腕エンターティナーの浜田雅功の名コンビ、『ダウンタウン』。
アートとエンターテインメントの接点にこそ、もっともすばらしい何かが生まれるような気がします。

軽い感じで書き始めつつも、けっこう長く、なんだかレビュー風にまでなってしまった今回の記事。
これでは完全に、エンターテインメントとしては失格ですね~。
それでも、こんなような文章からでも、わずかでも何か拾ってくださる人のいることを信じて……。



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by seikiabe | 2004-12-14 23:01 | 雑記 | Comments(38)
SNOOPY

b0030720_15214611.gifもしかすると、もうお気づきの方もおられるかもしれませんが、じつは
僕は、『スヌーピー』が大好きです。そして、大尊敬しています!
彼の笑顔に触れるたびに心が安らぎ、僕も笑顔になってしまいます。
彼を愛している人は、おそらく世界中にたくさんたくさんいるでしょう。
はたして彼は、どれだけ多くの人の心に幸せを届けてきたでしょうか?
それを考えると、尊敬せずにはいられないのですよ。
b0030720_15471622.gif
僕の身の回りには、彼のグッズが数多く存在しています。
コップ、お皿、お箸、、調味料容れ、歯ブラシ、タオル、時計などなど…。
彼の服を着て街を歩くこともあるし、彼のカバンは4代目になりました。
携帯の待ち受けやストラップ、スクリーンセイバーなどもそうです。
恥ずかしいので、秘密なのですが……。

b0030720_15471652.gifでも、『ミッキーマウス』は嫌いです。
〈黒目だけ〉の頃は、やんちゃボウズって感じでかわいいと思うのですが、
最近の彼の笑顔は、〈愛想笑い〉に見えてしかたがないのです。
だから、ディズニーランドには行ったことがありません。
スヌーピーが笑うのは、イタズラが成功したときなど、嬉しい時だけです。
特に、ウッドストックと一緒にいるときの笑顔は最高ですね。
b0030720_18334191.gif
ディズニーで好きなのは、『くまのプーさん』だけです。
彼は自然でマイペースなので、非常に好感が持てますね。
『シンデレラ』なんて、醜い物語の極みです。夢も希望も愛も、皆無です。
〔男は権力(金)、女はルックスが全てだ!〕というお話なのですよね。
王子が惚れたのは、彼女の健気な心ではなく、その美貌だけなのです。
というか、苦労知らずの七光りなんかと結婚するのが、幸せでしょうか?

b0030720_3535795.gif『美女と野獣』だって、最後に人間の姿に戻るんなら、意味ないです。
見かけではなく中身に惚れたんなら、そんな必要ないでしょ?
それに野獣だって、〈美女〉だから惚れたんでしょ? 
そこに愛など、始めからありはしません。
その点、『シュレック』の方が、はるかにいいお話ですよね。
ディズニーの物語は、単純で浅すぎるお話が多い気がします。
b0030720_15471656.gif
ま…それはともかく、僕はスヌーピーが大好きなのです。
彼の万分の一でも、人々に笑顔を届けられる存在になりたく思います。
みなさんは、どんなキャラクターがお好きでしょうか?
(ディズニー・キャラだったら、本当にごめんなさい)
僕は他には、l『お茶犬』や、『ぴちょんくん』なんかも好きです。



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by seikiabe | 2004-11-24 19:20 | 雑記 | Comments(13)
声の演技

みなさん、やっぱり『ハウルの動く城』は観ますか?
僕は五分五分ですね~。
キムタクじゃなかったら100%観たいんですけど。

〈声〉って、僕にとってすっごく重要なファクターなのです。
もしかしたら、〈顔〉よりも重くみているかもしれません。
声を聴けば、誰の声かはほぼ確実に解ります。知り合いはもちろん、CMのナレーションとかでも。
〈目〉とか〈舌〉はないんですが、〈耳〉は持っているつもりです。
だから僕にとって、〈声の印象〉ってかなり大切なんですよね。
それに、アニメや洋画の吹き替えの場合だと、そこに〈演技〉も加わりますからね。
たとえば洋画なんかだと、同じ映画だとしても、字幕版と吹き替え版さらに声優さんが違うテレビ版とでは、評価がまったく変わってきます。
上手な声優さんの場合だと、オリジナルより良くなる場合もありますし。
〈訳〉とか〈日本語演出〉によっても、ぜんぜん違ってきます。極端な場合には、あるバージョンでは〈すごくおもしろい〉作品が、別のバージョンで観ると〈ぜんぜんつまらない〉…というほどまるっきり印象が異なることもありますから、油断できません。
最近はDVDに字幕も吹き替えも両方入っていて、すごく助かります。今までは両方とも借りてきて比べたりしてましたからね。それでも、テレビ版のあのときの吹き替えが最高に良かった…なんて場合もあったりしますが。

しかし、声優でもない人を使うのは、論外ですね。
話題性だけで、素人に声優をやらせるのは本当にやめてほしいです。
声優の演技と普通の俳優の演技って、別物ですから。
そんなこと200も解ってるはずの宮崎監督が、なぜ素人ばかりを使うようになったのでしょうか?
おそらくは、声優さんの型どおりの〈80点〉とか〈90点〉の演技に飽き足らなくなって、それ以上を求めているのでしょうが‥‥結果はみんな〈50点〉以下になっちゃってますよ。監督~。
役者本人の顔が浮かんでしまって、一歩も映画の世界に入れないんですけど。

それにしても、キムタクって……。
役者の演技があれなのに、声優ができるとでも思ったのでしょうか?
肝心の主役がダメダメじゃ、何年もかけて何万枚の絵を描こうとも脚本がどれだけおもしろかろうと音楽がすばらしかろうと、全部ドブに流しちゃったのと同じですよ。それでもいいんですか?!
あまり声にこだわってない人でも、いくらなんでもキムタクだとさすがに怒るんじゃないですかね?
完全に理解不能です。
英語版の字幕付きとかで観るしかないですかね~?

あと、『ルパン三世』。そろそろなんとかなりませんか?
山田康雄さんが天才すぎて、誰がやっても越えられないと思いますが、とりあえず演技が上手くて声がかっこいい人に代えてください。
年に1回やるのなら、毎年変えてみてはどうでしょうか?

あ、それから、もう『ハウル』をご覧になった方がいましたら、ご感想教えてくださいませ~!

追記:ドラえもんの主要メンバーが全部代わっちゃうなんて、寂しいですね…。


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by seikiabe | 2004-11-16 09:18 | 雑記 | Comments(14)