カテゴリ:ミニ・ミステリ( 5 )
〈クイズ〉と〈パズル〉
最近のクイズ番組は、知っていて当然の〈常識問題〉が出題されるものが多いですね。
そしてまた、〈パズル番組〉とでもいうべき、頭の柔らかさを競うものも流行ってますね。

ところで、〈クイズ〉とは〈知識〉を問うもので、〈パズル〉とは〈知恵〉を問うものです。
え~、前回に続いて定義から入ってしまいました。でも、誤用されている場合もありますので。

例えば『QUIZ』というドラマがありました。あきらかに『ケイゾク』の二匹目を狙ってましたが、結果的には意外とおもしろかったです。
ちなみに、写真は浅田寅ヲさんによるマンガ版になります。
「くいずです あなたのいちばん大切なものなーんだ
 ひんと すでになくなっています」
という謎のメールから始まる〈連続児童誘拐事件〉の物語ですが、登場人物全てが(探偵役もです)、癖のあるキャラクターばかりで、誰が犯人でもおかしくない状況で展開していったお話は、意外にもラストに到り犯人の動機を知った時に、感動すら覚えちゃいました。
未見の方は、ぜひどちらかをご覧になってくださいませ。
…ではなくって、この番組、明らかにタイトル間違ってますよね~、知識なんて問うていませんよね?…と言いたかったのですけども。

僕は、基本的には〈パズル〉の方が好きです。
なぜなら、〈知識〉よりも〈知恵〉の方が、人間とって大切だと思うからです。
「わたし〈バカ〉だから~」などと言う人で、その理由を〔成績が悪かった〕とか〔知識が少ないから〕だとする方がいますが、そういう人に限って頭の回転がよく、けして〈バカ〉ではなかったりします。
いくら学歴があろうと読書家だろうと、〈バカ〉な人っていくらでもいますよね~。

b0030720_2262847.jpgところで、『キャスト・パズル』ってやったことありますか?
少し前に流行って、僕も一時すごくハマりまくりました。
芦ヶ原伸行さんというパズル作家の方が、古今東西の名作たちを集められたシリーズなのですが、これが実に出来がよいのです。
たとえ一度はずれても、また元に戻すのが、もう一度別のパズルのように楽しめますし、再びはずれるかどうかも解りません。
完全に構造を把握して、自在にできるようになるまで、何度だって楽しめます。しかも、それぞれに個性的で、動き方も様々です。
暇つぶしとしても、頭の体操としても、非常によいと思いますよ。
現在30作ほど発売されており、そのうち半分(簡単なの以外)を買ってしまいました。そろそろまた新作が出ないですかねー?
その中でもお薦めなのが、写真の3つです。
茶色いヘビのやつは『スター』といって、非常にシンプルで、でも取れそうなのになかなか取れず、しかも何度も楽しめます。入門編としても最適なので、例えば、お客様をお待たせするときなどに、お茶と一緒にお出ししてもよいかと思いますよ。
金色に輝くト音記号を思わせるものは『バロック』といって、僕がもっとも気に入っているものです。
意外と稼動範囲が大きくて、解くのには3工程ほどが必要になります。難易度的には中級ですね。デザインも手触りもすっごくいいですよ。惚れてます。
最後の銀色のものは『チェーン』といって、難易度は6段階の6、最上級です。手ごたえは充分で、たっぷりと楽しめます。作者は天才ですね。これが解けたときには、かなり感動しちゃいますよ~。
その他の商品をご覧になりたい方は、HANAYAMAのサイトをどうぞ。
けれど、手に取ってみないと、この魅力は解らないかもですね。この金属の感触だとか重さとかがたまらないのですよ。ネットからではダウンロードすることのできない、アナログな魅力なのですね。
これを無心でガチャガチャといじっていると、いつしか時も忘れてしまい、気分転換にもなりますよ。


え~、それではここで、久しぶりにと~っても簡単なミニ・ミステリの方を。

問1
 ザウバーとレイナールは、ともにエルフで、アーチャー(射手)です。
 若くして村一番の弓使いであるザウバーに対して、レイナールの腕前はまだ未熟です。
 幼馴染の2人は、時おり腕比べをするようにして、同じ方向へと矢を射ることがあります。
 しかし、そういう時には決まって、未熟なレイナールの方が、遠くまで矢を飛ばすのでした。
 互いの弓を交換したときにも、結果は同じでした。
 力でもザウバーの方が勝っているのに、レイナールが飛距離では上回るのはなぜでしょうか?

問2
 ザウバーは、村一番の俊足でもありました。レイナールは、走るのもダメでした。
 あるとき、ザウバーの彼女のリゼと、レイナールの彼女のフィオナも加わって、
 4人でレースをすることにしました。
 2人とも女性にしては足が速く、フィオナは彼氏のレイナールより速いほどでした。
 しかし、ザウバーが4人の中ではダントツで速いのは確実でした。
 スタートの合図とともに、4人は走り始めました。
 全員が懸命に走り続けます。
 しかし、結果的には、俊足自慢のザウバーは、レイナールに追いつけなかったばかりか、
 恋人のリゼを抜くことすらできませんでした。
 1位になったフィオナは大喜びで、レイナールに抱きつきました。
 さて、ザウバーは、いったいどうして負けてしまったのでしょうか?

ご解答いただける方は、〈非公開〉でコメントくださるとありがたいでーす。
それと、週明けまでお返事できないかもしれませんが、ご了承くださいませ。 m(_ _)m



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by seikiabe | 2004-12-17 21:33 | ミニ・ミステリ
目指せ名探偵! 論理編
b0030720_19281278.jpgずっと咳が止まりません。困りました~。
もし更新とかお返事が遅れちゃったら、ごめんなさいです。

さて、これまでは〈直観力〉を試す問題を出して参りましたが、
ここでちょっとだけ路線を変更してみまして、
〈論理力〉を必要とするミニ・ミステリを出題させていただきます。
簡単ですので、考えてみてくださいね。


 
今回は、古典的な「うそつきと正直者」のアレンジ問題にしますね。

*お約束*
    〈うそつき〉は、絶対に嘘しか言いません。
    〈正直者〉は、絶対に本当のことしか言いません。
    
    〈殺人鬼〉は、ときどき人を殺したくてたまらなくなります。
    
    登場人物は、みんな〈うそつき〉か〈正直者〉のどちらかです。
    〈殺人鬼〉も、〈うそつき〉か〈正直者〉のどちらかです。

 
 問1   アムロ   シャアが〈殺人鬼〉だぞ。
       カミーユ  僕は〈殺人鬼〉じゃないよ。
       シャア   我々の中には、少なくとも2人は〈うそつき〉がいるのだよ。

      3人の中に、1人だけ〈殺人鬼〉がいることが判っています。
      あなたは、彼らのうちの誰か1人と、チームを組むことになりました。
      どうしても〈殺人鬼〉だけは避けたいとすれば、誰を選ぶべきでしょうか?


 問2   ジュドー  俺は〈殺人鬼〉だぜ。
     シーブック  僕が〈殺人鬼〉だ。
       キラ    僕たちの中で、1人だけが〈正直者〉です。

       やはり、この中で、1人だけが〈殺人鬼〉です。
       さて、この3人はそれぞれ、〈うそつき〉と〈正直者〉のどちらでしょう?
       そして、〈殺人鬼〉は誰でしょうか?

     
   お答えを、お待ちしておりま~す!



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by seikiabe | 2004-11-26 19:52 | ミニ・ミステリ
目指せ名探偵! 再び
b0030720_15214725.gif正直に言いまして、『自由人』というお話をこのBLOGにアップするか
迷ったのですが(軽く読みやすい雰囲気の場所にしたかったので)、
結果的には予想外に反響も大きくて驚きました。
その中で登場人物の唱えた過激な〈平和論〉に対しても、たくさんの
ご意見をいただいて、僕自身にとっても、戦争や平和や宗教などに
ついて、改めて考え直すきっかけともなりました。
答えなど出ることのない問題ではありますが、一生をかけてずっと
考え続けていきたいと思います。
 inablinkさんはじめ、ご意見等をくださったみなさまに、深くお礼をもうしあげます。
 本当にありがとうございました。


 え~、ということで、また軽いノリに戻らせてもらっちゃいますね~。
 それでは、久しぶりに、と~っても簡単なミニ・ミステリを1つ。

   レオとナッシュは、幼馴染でした。
   子供の頃から何をやるのも一緒だったのですが、やがて成長した2人は、
   レオは警官になり、ナッシュは裏の世界の住人になったのでした。
   
   ナッシュは組織の中で、主に〈運び屋〉の仕事を行っていました。
   宝石や絵画や麻薬などの密輸をしたり、得意の運転技術をいかして、
   人や盗品などありとあらゆる物を〈運んで〉いたのです。
   レオは何度もナッシュに、足を洗って真面目に働くように説得しました。
   そんな熱意に負け、ナッシュも「わかった。真面目になる」と誓ったのですが、
   結局組織を抜けることはできず、彼はとうとう刑務所に入ることになりました。
   
   そんなナッシュが出所して半年ほど経った頃、レオはある噂を耳にします。
   ナッシュがまた運び屋をやっているというのです。
   レオは苦労の末に、ナッシュの隠れ家を突き止めました。
   張り込むレオの前に、ナッシュが手にジュラルミンのケースを持って出てきました。
   周囲を警戒するようにしながら、車に乗り込むナッシュ。ケースは助手席です。
   ナッシュが車を発車しようとした瞬間、レオの車がその進路を塞ぎました。
   
   「ナッシュ、俺は警官としてきたんじゃない。おまえの親友としてきたんだ」
   その言葉にナッシュもうなだれます。
   「そうか、レオ。だが、おれはもう組織は抜けた。真面目に働いてるんだよ」
   「嘘をつくんじゃない。まっとうに働いていて、こんな車に乗れるものか」
   「本当だよ。信じてくれよ、レオ。今やってる商売がうまくあたってそれで…」
   「なら、その助手席のケースを開けて見せろ」
   ナッシュは一瞬だけ躊躇したものの、ケースのフタを開きました。
   
   だがしかし、その中身は空っぽでした。
   ケースを念入りに調べましたが、なんの仕掛けもありません。
   レオは、車の中をくまなく調べることにしました。
   座席、トランク、ダッシュボード、扉に床に天井…。いくら探しても怪しい物はみつかりません。
   せいぜい雑誌やCD、それに書類や封筒がいくつか出てきたくらいです。
   今度はナッシュの身体検査を徹底的にしました。
   「時計はただのデジタルか…」
    財布、鍵、タバコ、ライター、携帯電話。財布の中にもやはり不審な物はみつけられません。
   
   「どういうことだ、どこに隠した?」
   「何を隠したっていうんだ。はじめから何もないさ」
   「いったい何を運ぶつもりだったんだ。麻薬か? 宝石か?」
   「だから、言っただろ。もう運び屋はやっちゃいないって」
   「この書類と封筒と…そうだな雑誌とCDもだ。持って帰って調べさせてくれないか?」
   「……解ったよ。それで、疑いが晴れるなら好きにしてくれ」

   2人が別れた後、荒らされた車内や持ち物を軽く整えて、タバコを吹かしながら…
   「ふ~、やばかったな。やっぱりそろそろ潮時かもな…」
   ナッシュはそうつぶやくと、今日運ぶ〈品物〉に、軽く口づけをしました。
   「やべえ、約束の時間に間に合わなくなるぞ」
   時計を見たナッシュは、スピードを上げて夜の闇へと消えていきました。
   
   さて、ナッシュはいったい何を、そしてどうやって運んでいたのでしょうか?


 (簡単なので、自信のある方は〈非公開〉で解答していただくとありがたいです)

 
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by seikiabe | 2004-11-22 18:28 | ミニ・ミステリ
目指せ名探偵!
b0030720_21235288.jpgごめんなさい。
今週は少し忙しかったのと、季節の変わり目のせいか
体調がよくないのもあってあまり更新できませんでした。
薬が切れると咳が止まらなくて、ひどい時は呼吸困難に
なってしまいます。息ができないというのは辛いですね~。
人ごみに出たり、少し運動したりするともうダメです。
まるっきり《たっくん》だな~と思います。
料理もからっきしだし。ダメダメな男なのです。
がんばって映画に行くのにはなんとか成功しましたが、
途中で発作が起きたら…とヒヤヒヤでした。
こんな男ですが、どうかこれからもおつきあいくださいませ。

それではここでまた、と~っても簡単なミニ・ミステリを1つ。

季節は夏。激しい夕立の降った日。
現場は密室状況でした。
玄関にも窓にもすべて鍵が掛かっていたマンションの一室。
キッチンで右手にナイフを握ったまま倒れている死体。
胸にはそのナイフによってつけられた深い傷。おびただしい出血。
左手にはなぜかフライパン。周囲に漂うオリーブオイルの香り。
被害者のエイミーは、イタリア料理のシェフでした。
当初は自殺かとも思われました。
しかし、凶器のナイフにもう1人別の人間の指紋がついていたことで、状況は変わりました。
容疑者となったのは、恋人のジェイク。フランス料理のシェフです。
ナイフの指紋と合鍵を持っていたことなどからジェイクの犯行だとされ、逮捕されました。
ジェイクには死亡推定時刻のアリバイもありません。
先日2人が激しいケンカをしていた…という証言もよせられました。
しかしジェイクは、「俺はやってない。エイミーを愛してるんだ。殺すはずがない」と否認。
そんな中、数々の難事件を解決してきたアーサー・ドレイク警部だけは、ジェイクの犯行では
ないと確信していました。
さて、どうしてでしょうか?

(自信のある方は〈非公開〉でご解答いただけるとありがたいです)

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by seikiabe | 2004-11-05 22:03 | ミニ・ミステリ
どうもありがとうございます!
b0030720_20223396.jpgBlogを始めてから、1ヶ月とちょっと経ちました。
とにかく解らないことだらけで、トライ&エラーの
日々でありました。(初心者ですいません)
ようやく少し形になってきたかな~と思います。
人気Blogランキングも少しづつ上がってきました。
近頃は〈ブクログ〉なども始めたりしております。

いろいろと優しく教えてくださった方々、
リンクやトラックバックをしてくださった方々、
拙い記事や小説を読んでいただいて…
 とっても素敵なコメントをくださった方々、
タイ在住の我が相棒(生きてるかい?)に、
あらためてお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。大感謝です。
そして、今後ともよろしくお願いいたします!

…週末はいつも彼女の家で過ごしているので、
更新やお返事が滞ってしまうことをご容赦ください。


ここで、とっても簡単なミステリを1つ。
ショーンとブラッドは友人です。
知り合って3年ほどになりますが、今ではお互いになんでも相談できるほどの仲です。
秋も深まる日曜日の午後、ショーンはブラッドの家に遊びに行きました。
するとショーンがブラッドの家のすぐ近くまで来た時、ちょうどブラッドが家から出てきました。
お互い顔を見合わせます。
ところがブラッドは、そのまま黙ってどこかに出かけていってしまいました。
ショーンはショーンで、まるで何事もなかったのように歩き出しました。
そしてショーンは、ブラッドの家の呼び鈴を鳴らしましたが、もちろん留守です。
ショーンはしばらく考えた末、あきらめて自分の家に帰っていきました…。

2人はケンカをしていたわけでも、ブラッドにそれほどの急用があったわけでもありません。
さて、いったいどういうことでしょうか?

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by seikiabe | 2004-10-29 20:47 | ミニ・ミステリ