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自己中心思考・1
自己中心思考・1_b0030720_23411138.jpg今回は本当に単なる雑談なので申し訳ないのですが、気になることをいくつか語らせてください。
ただし、エンターテインメントではないので、楽しいお話でなくてもよい方だけ、ご覧になってくださいね。

『ハウルの動く城』・『Mr.インクレディブル』・『ターミナル』などを観たレビューを書きたかったのですが、残念ながらどれもレビューするに足る作品ではありませんでした。
なので、一言だけ。
『ハウル~』 : キムタク以上に、倍賞さんがダメでした。
『Mr.~』    : 『スパイキッズ』の方が好きかもですね。
『ターミナル』 : 感動よりも、人の醜くさが先に立ちます。
どれも、けして悪くはないのですけどね……。

それでは、雑談を始めさせていただきます~。

その1 
 僕は車やバイクが嫌いなので、移動は電車、そして自転車です。
 新聞奨学生をしていた時に原付の免許だけは取ったのですが、結局は自転車で配りました。 
 (自分の力以上の速さで進むのが、どうしてもダメなのです)
 でも、がんばってバイクの人よりも速く配っていました。
 それはともかく、今でも自転車移動が中心の僕には、どうしても許せないことがあるのです。

 それは、夜間の無灯火走行です。
 半分くらいの人は、平気でライトも点けずに走っています。
 確かに東京では、街灯もなくて完全に真っ暗な道など、まずありません。
 点灯しなくても、前が見えないほどのことはほとんどないでしょう。
 ライトを点けると、多少とはいえペダルが重くなるので、それを嫌がる人もいるでしょう。
 でも、それは理由にはなりません。
 ライトは、自分のためではなく、周りの人たちのために点けるべきだからです。
 自分が前を見るためではなく、自転車が来ていることを他の人に知らせるために点けるのです。
 自動車だったら、当たり前のことですよね。
 いくら消しても走れるからといって、無灯火で走っていいはずなどありません。
 なのに、自転車ではライトを点けない人が多すぎます。
 「自分は見えて走れるし、重くなるのは嫌だから」
 そんな彼らの〈自己中心思考〉が、僕には許せないのです。
 自分からの目線しか持っていないことが、非常に腹立たしいのです。

 ついでに言いますと、僕は新聞屋さんで働いていたときに、〈拡張〉つまり〈セールス〉の仕事は
 絶対にやりませんでした。
 なぜなら、〈配達〉は〈サービス〉であり、少しでも人の役に立つことですが、〈セールス〉は多くの
 人にとっては〈迷惑〉なことだと考えるからです。
 店長にもはっきりそう言いました。
 ある意味、新聞店の仕事の否定なのですが、いい店長だったのと、代わりに配達などを誰よりも
 がんばっていたので、許してもらえました。

 しかし、〈配達〉はほとんどお金にはならず、〈拡張〉こそがお金になる仕事です。
 なので、配達はしないで〈セールス〉だけを行う、〈拡張員〉という人もたくさんいます。
 そしてお金欲しさに、みんなありとあらゆる手を使って〈セールス〉をします。
 拡張員がお客さんに会うのはその時だけなので、かなり強引なこともします。
 本当は映画や野球の券や、洗剤などを使って勧誘することだって、違反なのです。
 けれども、ちゃんと映画などのチケットを渡す人ならまだ良心的な方で、悪質な拡張員の中には、
 「後で必ずチケット持ってきますから」と言って、ハンコだけ押させて、そのまま無視する人だって
 たくさんいます。そして僕らが配達に行った先で、そのお客さんに怒られることになるのでした…。
 とにかく、新聞セールスの人は、その道のプロですから。なんとかうまいことを言って契約を取る
 ことにかけては本当に大したものです。 
 だから新聞を取りたくない人は、絶対にドアを開けてはいけませんよ。話すだけで危険です。 
 トークで、プロには勝てませんからね。
 
 ついでですが、街頭でビラを配っている人も嫌いです。
 ティッシュならいいです。割引券もOKです。受け取る人が、喜ぶ場合もあるからです。
 でも単なるビラを配っている人からは、絶対にもらってあげません。
 人にゴミを手渡そうという神経が許せません。
 街頭でセールスなんて、もう最悪ですね~。完全無視で、それでもしつこい人には睨みます。
 自分がお金を得るためなら、他の人に迷惑をかけてもいいというのは、納得できませーん!

 あ~、ごめんなさい。なんだか話が長くなってしまったので、その2は次の記事に回しま~す。


 追記です。その2は封印してしまったので、もう少しだけ言わせてください。
 もう1つだけ許せないのが、歩きタバコです。通行の多い場所でやられると、本当に危険です。
 もし子供やご老人に当たったら、どうするつもりなんですかね? 信じられない鈍感さです。
 地域的に禁止して罰則を設けたりしていますが、全国一斉に禁止していただきたいです。
 吸いたかったら、止まって吸ってから、また歩いてください。
 
 そして、もちろんポイ捨てはやめてください。
 つい先日も、車から火の点いたタバコを投げるのを目撃しましたが、ありえないですよね~。
 あと、食べてるときに、すぐ近くで吸うのもごかんべんください。
 自分は気にならなくても、吸わない人にとっては、ものすごい悪臭なのですよ。
 マナーを守らない人が多すぎるから、そうでない人まで肩身が狭くなっていくのですよ。

 携帯電話のマナーもそうですが、みんなで「自分さえよければ…」という〈自己中心〉の気持ちを
 改めて思いやりの心を持てれば、お互いにもっと気持ちよく暮らせるはずなんですけどね~。



# by seikiabe | 2004-12-21 00:05 | 雑記
〈クイズ〉と〈パズル〉
最近のクイズ番組は、知っていて当然の〈常識問題〉が出題されるものが多いですね。
そしてまた、〈パズル番組〉とでもいうべき、頭の柔らかさを競うものも流行ってますね。

ところで、〈クイズ〉とは〈知識〉を問うもので、〈パズル〉とは〈知恵〉を問うものです。
え~、前回に続いて定義から入ってしまいました。でも、誤用されている場合もありますので。

例えば『QUIZ』というドラマがありました。あきらかに『ケイゾク』の二匹目を狙ってましたが、結果的には意外とおもしろかったです。
ちなみに、写真は浅田寅ヲさんによるマンガ版になります。
「くいずです あなたのいちばん大切なものなーんだ
 ひんと すでになくなっています」
という謎のメールから始まる〈連続児童誘拐事件〉の物語ですが、登場人物全てが(探偵役もです)、癖のあるキャラクターばかりで、誰が犯人でもおかしくない状況で展開していったお話は、意外にもラストに到り犯人の動機を知った時に、感動すら覚えちゃいました。
未見の方は、ぜひどちらかをご覧になってくださいませ。
…ではなくって、この番組、明らかにタイトル間違ってますよね~、知識なんて問うていませんよね?…と言いたかったのですけども。

僕は、基本的には〈パズル〉の方が好きです。
なぜなら、〈知識〉よりも〈知恵〉の方が、人間とって大切だと思うからです。
「わたし〈バカ〉だから~」などと言う人で、その理由を〔成績が悪かった〕とか〔知識が少ないから〕だとする方がいますが、そういう人に限って頭の回転がよく、けして〈バカ〉ではなかったりします。
いくら学歴があろうと読書家だろうと、〈バカ〉な人っていくらでもいますよね~。

〈クイズ〉と〈パズル〉_b0030720_2262847.jpgところで、『キャスト・パズル』ってやったことありますか?
少し前に流行って、僕も一時すごくハマりまくりました。
芦ヶ原伸行さんというパズル作家の方が、古今東西の名作たちを集められたシリーズなのですが、これが実に出来がよいのです。
たとえ一度はずれても、また元に戻すのが、もう一度別のパズルのように楽しめますし、再びはずれるかどうかも解りません。
完全に構造を把握して、自在にできるようになるまで、何度だって楽しめます。しかも、それぞれに個性的で、動き方も様々です。
暇つぶしとしても、頭の体操としても、非常によいと思いますよ。
現在30作ほど発売されており、そのうち半分(簡単なの以外)を買ってしまいました。そろそろまた新作が出ないですかねー?
その中でもお薦めなのが、写真の3つです。
茶色いヘビのやつは『スター』といって、非常にシンプルで、でも取れそうなのになかなか取れず、しかも何度も楽しめます。入門編としても最適なので、例えば、お客様をお待たせするときなどに、お茶と一緒にお出ししてもよいかと思いますよ。
金色に輝くト音記号を思わせるものは『バロック』といって、僕がもっとも気に入っているものです。
意外と稼動範囲が大きくて、解くのには3工程ほどが必要になります。難易度的には中級ですね。デザインも手触りもすっごくいいですよ。惚れてます。
最後の銀色のものは『チェーン』といって、難易度は6段階の6、最上級です。手ごたえは充分で、たっぷりと楽しめます。作者は天才ですね。これが解けたときには、かなり感動しちゃいますよ~。
その他の商品をご覧になりたい方は、HANAYAMAのサイトをどうぞ。
けれど、手に取ってみないと、この魅力は解らないかもですね。この金属の感触だとか重さとかがたまらないのですよ。ネットからではダウンロードすることのできない、アナログな魅力なのですね。
これを無心でガチャガチャといじっていると、いつしか時も忘れてしまい、気分転換にもなりますよ。


え~、それではここで、久しぶりにと~っても簡単なミニ・ミステリの方を。

問1
 ザウバーとレイナールは、ともにエルフで、アーチャー(射手)です。
 若くして村一番の弓使いであるザウバーに対して、レイナールの腕前はまだ未熟です。
 幼馴染の2人は、時おり腕比べをするようにして、同じ方向へと矢を射ることがあります。
 しかし、そういう時には決まって、未熟なレイナールの方が、遠くまで矢を飛ばすのでした。
 互いの弓を交換したときにも、結果は同じでした。
 力でもザウバーの方が勝っているのに、レイナールが飛距離では上回るのはなぜでしょうか?

問2
 ザウバーは、村一番の俊足でもありました。レイナールは、走るのもダメでした。
 あるとき、ザウバーの彼女のリゼと、レイナールの彼女のフィオナも加わって、
 4人でレースをすることにしました。
 2人とも女性にしては足が速く、フィオナは彼氏のレイナールより速いほどでした。
 しかし、ザウバーが4人の中ではダントツで速いのは確実でした。
 スタートの合図とともに、4人は走り始めました。
 全員が懸命に走り続けます。
 しかし、結果的には、俊足自慢のザウバーは、レイナールに追いつけなかったばかりか、
 恋人のリゼを抜くことすらできませんでした。
 1位になったフィオナは大喜びで、レイナールに抱きつきました。
 さて、ザウバーは、いったいどうして負けてしまったのでしょうか?

ご解答いただける方は、〈非公開〉でコメントくださるとありがたいでーす。
それと、週明けまでお返事できないかもしれませんが、ご了承くださいませ。 m(_ _)m



# by seikiabe | 2004-12-17 21:33 | ミニ・ミステリ
〈アート〉と〈エンターテインメント〉

〈アート〉と〈エンターテインメント〉_b0030720_1462471.jpg〈芸術〉とは、なんでしょうか?
人によってその解釈や定義はそれぞれ異なるでしょうが、僕は
〔作者自身のための、創作〕…を、〈アート〉と定義しています。
自分が描きたいものを描きたいように描いた絵画であるとか、
自分自身が救われるために紡がれた詩などが、アートです。
それに対して、周りの人を楽しませたり喜ばせたりすることを
第一義として創られたものを、エンターテインメントと呼びます。
ジャンルの問題でもレベルの問題でもなく、目的の違いです。
たとえ自分のために創り出したアート作品であっても、それに
触れた人たちが感動することは大いにありうるでしょうし、逆に
多くの人に楽しんでもらおうと思って創られた作品であっても、
単なる独りよがりにすぎない…と評価されることもありえます。
しかし問題なのは、作者の目的意識です。結果ではありません。
特別にそういった意識をすることなく創作を行っている人も多いでしょうが、やはりどちらかに
二分されるものだと思います。あなたの作品はどうですか?
ちなみに、僕はこのブログをエンターテインメントとして、書いています。
もちろん、自分が書きたいから書くのだし、書きたくもないことは絶対に書かないのですが、
読んでくださった人にとって、ちょっとでも楽しいことが増えてほしい、わずかなりとプラスに
なってもらいたいという願いを込めながら、キーを打っております。
以前アップした〈自由人〉という作品だけはアートですが、その他の小説やレビューなどは、ほとんどがエンターテインメントです。
本当に読者に喜んでいただけたかはともかく、僕の目的としてはそうなのです。
でも、今回の記事はかなりアーティスティックになってますね~。ごめんなさい。

あまりにも優れた〈アート〉作品は、反対に、凡人が理解することはできなくなります。
才能ある人が才能ある人のために創り出したものなので、レベルが高すぎるのです。
芸術で食べていくことが困難なのは、そのためです。
死後に評価されれば、まだよいほどでしょう。
まあ、自分のために創った作品なのに、他人様からお金をいただこうというのが、そもそも図々しいことなのですけれども。だからといってエンターテインメント作品を創ることもできず、
アートすることでしか生きていけない人こそが、真の〈芸術家〉です。
その辺のミュージシャン連中が、アーティストを名乗るのは不遜です。シューマンやゴッホ
や中原中也たちに、手を付いて謝ってほしいと思います。
『あいだみつを物語』を観ながら、なんだかちょっと考えました。(ノリさん、好演でしたね~)

また、たとえばハリウッド映画はエンターテインメントで、ヨーロッパ映画はアートです。
それは、映画というものを、それぞれの国の人たちが、そういう風に捉えているからです。
ハリウッド映画は誰にでも解り易く、最後にはハッピーエンドが待っています。
ヨーロッパ映画は非常に独創的ですが、不親切で、カタルシスもあまりありません。
どちらも一長一短ですよね。
たとえば、フランスのリュック・ベッソン監督。彼の出世作である『二キータ』という映画は
ご覧になられたでしょうか? そして、そのハリウッドでのリメイク作である『アサシン』。
この両者を連続で観ると、非常に興味深いです。

そのリアルな演出とか重苦しい空気感など圧倒的に『ニキータ』が勝っていて、まさに〈大人と子供〉という感じです。
それに比べて見事に薄っぺらな『アサシン』なのですが、その観易さや解り易さ、そしてラストなどのストーリの変更点、それによって生まれたカタルシスなど、なかなかどうして『アサシン』が上回る部分も多いのですよ。
最終的には、好みの問題になるでしょうね。


そして、ハリウッドに渡ったリュック・ベッソンが創り出した、『レオン』。
これこそが、ヨーロッパとハリウッドの映画、つまりアートとエンターテインメントが融合し誕生した
両者の長所を併せ持った大傑作となるのです。

『二キータ』で、〈掃除人〉として登場したジャン・レノのキャラクター(ちなみに『アサシン』では、ハーヴェイ・カイテルが演じています)
を膨らませた物語で、クールな殺人機械としての顔と、とぼけたいい親父の顔を持つレオンが、非常に愛すべき人物像になっています。
ニューヨークを舞台にしながらも、どうみてもヨーロッパの街並みだとしか思えない独特の色遣い。ユーモラスなシーンと迫力あるカットの両方が肌理細やかに描かれ、通奏低音として流れ続ける哀しみの響きが加わった物語は、じつに美しく…儚く…魅力溢れるものです。
そして、激しく盛り上がるクライマックスの後に訪れるのは、あまりに切なすぎるハッピーエンド。涙と感動が止まりません。奇跡のように完璧なバランスです。ベッソン自身も二度と再現できないほどに…。


たとえば、黒澤明監督や宮崎駿監督の、あまりにもこだわりすぎの芸術的娯楽映画。
『ファースト・ガンダム』や『旧ルパン』など、時代よりも先に行きすぎて、理解されなかった作品。
天才アーティストの松本人志と、豪腕エンターティナーの浜田雅功の名コンビ、『ダウンタウン』。
アートとエンターテインメントの接点にこそ、もっともすばらしい何かが生まれるような気がします。

軽い感じで書き始めつつも、けっこう長く、なんだかレビュー風にまでなってしまった今回の記事。
これでは完全に、エンターテインメントとしては失格ですね~。
それでも、こんなような文章からでも、わずかでも何か拾ってくださる人のいることを信じて……。



# by seikiabe | 2004-12-14 23:01 | 雑記
g@me

なんとなく見逃していた映画だったのですが、ようやく観ました。
東野圭吾さんの『ゲームの名は誘拐』という小説が原作ですが、
幸いにも本の方もまだ読んでいなかったのです。
したがって、筋が解らないまま観れたので、楽しめました。
原作のタイトルの通り〈誘拐〉のお話なのですが、狂言誘拐を企む2人が恋に落ちてしまったことによって、完璧だった計画は次第に
狂い始め…て感じの物語です。完全に、ミステリーでいうところの〈倒叙〉(『DEATH NOTE』の記事をご参考に)で、犯人の側から事件が描かれ、犯人と一緒になってドキドキする…という楽しみ方をするわけですが、普通の映画では、頭のいいはずだった犯人が結局おバカなことをしでかし、あえなく御用!…になっちゃいます。
でもそうはならないのが、さすが一流のミステリ作家さんのお話。
予想を超えた展開の連続で、「え‥?」、「え~‥?」、「え~ッ!?」が続いて、最後に「ほほぉ~ぅ」…となります。それほど期待してなかったのですが、良作でした。おもしろかったです。
それにしても、美男・美女ですな~。


え~、ゲームつながりで、最近また1巻から読み返しながら感動を新たにしております、福本伸行さんの『賭博黙示録カイジ』です。
『黙示録』は13巻までで、『破戒録』から『堕天録』へと続いている名作マンガです。まあ、ゲームというか、ギャンブルですね。
やっぱり、めちゃくちゃにおもしろいですね~! 特に、一番最初の〈限定ジャンケン〉! 完璧ですね。5巻までが第一章なのですが、あまりにも完璧すぎます。こんなに計算されつくされたマンガなど、他にはありえませんね。伏線張りまくりながら、二転三転…いえ、八転九転の物語に、もう大夢中です。
〈ジャンケン〉という究極にシンプルなゲームに、〈限定〉という名で新たなルールを創造し、その中で死力を尽くし闘う極限の心理戦。その死闘の中でやがて覚醒していくカイジ! もう痺れまくります。
要所で炸裂する、熱すぎる〈福本節〉! 『カイジ語録』まで発売されたほどの過激な名言の数々。
マンガの魅力は、けして〈絵の上手さ〉なんかじゃないと痛感しまくりです。
ゲームの達人・天才福本さんの作品には、〈天〉・〈アカギ〉・〈銀と金〉などの、いずれ劣らぬ奇跡のような大傑作がございますので、またいつかご紹介させていただきますね。


ゲームということで、書いときましょう、『HUNTER x HUNTER』!
〈クモ編〉で一気にハマった僕ですが、〈グリード・アイランド編〉で、さらにのめり込みました。カード・ゲームの世界に入って戦うというエピソードなのですが、これがおもしろすぎます! 
実際にゲーム化はされていないのですかね?
100種類あるカードをコンプリートすることが最終目的なのですが、〈スペルカード〉の効果とか〈アイテムカード〉の内容の説明などを
読んでいるだけでも、時を忘れちゃいますよね。
また〈カード化限度数〉が決まってるってとこがニクイですよね~。
ゴンやキルアの成長ぶりがうれしいし、〈念能力〉って本当に奥が深いし。ところで、あなたは〈何系〉の性格ですか?
…って読んだことない人には、サッパリですよね~。ごめんなさい。
でもでも、おもしろいので、ぜひ読んでみてくださいね。
現在は20巻まで出ていますが、とにかく連載を休むことで有名な人で、コミックスの出るペースがあまりにも遅くって…。さらに、連載時の絵の〈殴り描きっぷり〉がものすごいです。コミックスでは
もう綺麗になってますが(これでも?)、ジャンプに載ってるのは、本当に「え、下描き?」状態です。
そんなこんなで話題の作品なのですが、非常におもしろいので、ファンはみんな黙って耐えてます。
またアニメの出来が非常によくて、(なんせ、『世界名作劇場』の日本アニメーション製作ですから)DVDになってますので、そちらをご覧になってもよいかと。(原作よりも、ずっと絵が綺麗ですしね)


最後に、ゲームといえば忘れられないのが『ゲームの達人』です。
大ベストセラー作家なので賛否両論ありますが、僕は大好きです。
シェルダンの、いわゆる〔読者の鼻面をつかんで引きずりまわす〕
ような豪快なストーリーテリングぶりには、心から感服いたします。
でも、この出版社は〈超訳〉といって、原書の文体が完全消滅するほど単純なものに置き換えているので、非常に読み易くなっているものの、あまりにも大味すぎるのですが。
結果的には、日本では、この訳のおかげでベストセラーになったのでしょうから、微妙なところですね。
それなのに、これだけおもしろいのですから、いかに〈ストーリー〉や〈キャラクター〉が魅力的かということの証明にもなっています。
『ゲームの達人』はこの訳でしか出ていないのですが、他の作品で読み比べると、違いは非常に明らかになります。
例えば『真夜中の向こう側』という作品、僕の人生で5本の指に入るほどに好きなのですが、その超訳版は、『真夜中は別の顔』というタイトルになって、訳どころか構成まで変えてあって、もはや
別物というかダイジェスト版といった内容になってます。シェルダンは知っていたんですかね?
まあ、それはともかくとして、シェルダンの初期の作品は、本当にどれをとっても傑作ぞろいです。
一度読み始めたなら、もうやめられない止まらない…〈徹夜本〉の代名詞といってよいでしょう。
『明日があるなら』、『時間の砂』、『血族』、『天使の自立』などもお薦めですよ。
もしも未読の方は、古本屋で見かけられたら、一度ご覧になってみてくださいませ。安いはずです。
本当は、早川書房・大庭忠男さん訳の方を読んでいただきたいですが、手に入らないでしょうしね。



# by seikiabe | 2004-12-11 00:19 | レビュー
愛する人に贈る歌
なんだかすっかり、何のブログだか判らなくなってきておりますが、もう少しだけ
好きな音楽について書かせていただきます。

今回、ご紹介する曲は、「愛する人が、ちょっと元気をなくした時に贈る曲」です。
大好きな恋人が、不安で苦しんでいるときに、この曲と共に抱き締めてあげたり、
大切な友達が、落ち込んだりしているときに、笑顔と一緒にプレゼントしてください。
歌詞も温かくて素敵ですが、とっても綺麗なサウンドの曲ばかりですよ。

それぞれの曲のタイトルをクリックいただければ、歌詞が出てくるようになっており、
また試聴できるサイトへのリンクも張ってありますので、よろしければ。
あと、写真をクリックいただければ、他の方々のレビューも読めますので。



まずは、『tune the rainbow』という坂本真綾さんの歌です。
菅野よう子さんの作られた美しい楽曲をたくさん唄われてますが、
なかでもこの曲が大好きです。

 「君が流す涙 拭うためだけに 僕はここにいるよ」

あまりに綺麗すぎて、涙が溢れてくるほどの名曲ですね。
ご試聴は、こちらのNeowingからどうぞ。



つづきましては、hiroさんの『Baby Don't cry』です。
ご自身で作詞された曲が多いのですが、とっても優しくて前向きな歌がいっぱいですね。

 「待ってる その胸に もう一度 花咲くまで」

メロディーもアレンジもとってもいいですね。
この曲を聴いていると、なんだか温かい気持ちになれますよ。
ご試聴は、TSUTAYA onlineでどうぞ。



つづきまして、中島美嘉さんの『FIND THE WAY』です。
『機動戦士ガンダムSEED』のエンディングテーマでした。
いい曲の多いアニメでしたが、なかでもこれは抜群でしたね。
最終の2話は、この曲を聴きながら号泣しちゃいました。

 「僕は言った 泣いていいんだと ずっと傍に居てあげるよ」

また壮大なイメージが広がるアレンジが、すばらしいですね。
ご試聴は、BIT MUSICでどうぞ。



最後は、平井堅さんの『the flower is you』です。
『THE CHANGING SAME』というアルバムの曲なのですが、
どうしても外せません。あまりにも名曲です。感動です。

 「No more cry 涙に濡れるその前に 僕が守る傘になろう」

僕も、彼女のリクエストで何度唄ったことでしょうか…。 
ご試聴は、BIT MUSICでどうぞ。


また違ったテーマでも、セレクトしてご紹介したいなと思います。     
みなさんは、今回のテーマだとどんな曲を選ばれるか、ぜひ教えてくださいませ!


はっぱさんにご推薦いただいた、河口恭吾さんの『水曜日の朝』。このテーマにじつに相応しい作品だったため、追記させていただくことにしました。はっぱさん、どうもありがとうございましたッ!

 「忙しい日々がんばってる 君がとても好きだから
  ありのままの君をずっと 僕は受けとめて愛したい」

ご試聴は、WARNER MUSICからどうぞ~。


みなさんも、他にもいい曲がございましたら、ぜひぜひ教えてくださーい!




# by seikiabe | 2004-12-08 06:36 | レビュー